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マスクがない!世の中になるなんて
コロナウイルスでマスクが消えた!【2020年】
2020年1月3日に中国湖北省武漢市において報告され、正式にCOVID-19と命名された新型コロナウイルス、同年2月には日本国内でも感染拡大を続け、日本は前例のない感染症拡大の不安と混乱に包まれてしまいました。
どのメディアをみても「新型コロナ、新型コロナ……」
何も知らない人が聞いたら新しいボックスタイプの軽自動車か、ガス湯沸かし器の名前にしか聞こえないと思うのですが、滑稽にもそんな相手に恐怖する世の中がやってきました。
でも!冷静になってみて
- ほとんどが軽傷である
- 致死率は約2%(SARSやMERSほど致死率は高くない)
- 死者の多くは基礎疾患を持っている高齢者(糖尿病、循環器疾患、呼吸器疾患)
- 死者のほとんどは医療現場がパンクしてしまった中国本土の方々
確かに感染すると危険なリスクがありますが、この条件を満たして初めて2%の致死率に至ると考えると、そこまで恐れる必要はないはず。
マスクは本来、感染者が周りの人に伝搬させないことを目的に使用するもの。
感染者や医療従事者のためにマスクの買いだめは控えたいところです。
花粉症だけどマスクがない
こんな時ですが、春を前に私の鼻はむずむずしています。
鼻水が「じゅるじゅる」とはい出てきます。
くしゃみもでるわけですから、新型コロナが猛威ふるっているこのご時世、とても冷たい目でみられてしまいます。
コンビニのお姉さんやお兄さんもお釣りを渡すときは「ボットン!」と、手の平にお金をドロップしてきます。悲しいです。
鼻ワセリン!マスクがない時に気軽にできる対策
マスクがないし、もうお薬飲むしかないのかな・・・と悲しんでいた(筆者はお薬嫌い)とき、ネットで「鼻腔にワセリンを塗るのが超絶効果的なのだよ」という耳よりな情報が飛び込んできたのでさっそく試してみることにしました。
ワセリンって何だろう?
そもそも「ワセリン」についてよく知らないので、まずは調べてみました。
ワセリンとは・・・
重油から得る炭化水素の混合物。白色あるいは淡黄色の軟膏状。中性で刺激性がなく,空気酸化や化学薬品の作用を受けにくいので,軟膏・化粧品の基剤,機械類の防銹(ぼうしゆう)剤・減摩剤などに用いる。商標名。石油工業ではペトロラタムという。
(引用元:weblio国語辞典より)
へー・・・重油なんだ。すっごい体に悪そうに思うのですが、どうなんでしょう?
ワセリンって体に悪くないの?
さらに調べてみると、ワセリンは軟膏(塗り薬)のもとにされたり、皮ふ保護剤として使用されています。
よくボクシングで負った傷口に、止血目的に大量に塗りたくられている姿を見たことがあるのではないでしょうか?
軟膏やボクシングの止血として、傷口に直接塗りたくられるわけですから、基本的には無害であることは間違いありません。
しかし、一部ワセリン製品の添付文書には「過敏症(発赤、発疹、かゆみ)」などの副作用があるとされますので、使用前に腕かどこかに少量つけて、問題がないことを確認した方が良いでしょう。
参考元:軟膏基剤 白色ワセリン「ケンエー」(日本薬局方 白色ワセリン)
鼻ワセリンのはじまり
鼻ワセリンは2019年4月3日、NHKの「ガッテン!」というテレビ番組内で紹介されたことで話題となったそうです。
初めて花粉症という病気が発見されたイギリスで、簡単にできるセルフケアとして使用されており、イギリス政府が運営する国民保健サービス(NHS)が推奨している方法ということで、怪しい民間療法ということではないようなので安心できますね。
参考元:NHK ガッテン!:
鼻にワセリンを塗るとなぜ花粉症が防げるのか?
番組内で、鼻にワセリンを塗ることで、花粉が鼻粘膜内の水分に触れることで割れて、中からアレルゲンが出てくるのを防ぐことで花粉症を防ぐとのこと。
つまり、ワセリンが物理的なバリアとなって花粉から守ってくれるようです。
鼻ワセリンを実際に塗ってみよう
準備した物
- 綿棒
- ワセリン(日本薬局方 白色ワセリン50g)
塗布方法
鼻の穴の入り口(小鼻)に
綿棒もしくは清潔な指で
量の目安は、綿棒の先が薄く覆われるくらい
1日3~4回、ときどき鼻をかんで花粉が付いたワセリンをとる
マスクなどの今行っている対策と合わせてお使いください。
引用元:NHK ガッテン!
塗布方法は上記のようになっているので、鼻がわずかにムズムズしたときに使用するという条件で行いました。
また、そのほかの花粉グッズや薬は使用していません。
使用感は、臭いや刺激もなく、見た目にもほとんどわからず、非常に良いという感想です。
また、一度に使用する量が少量なので、少し買えば十分と感じ。
私は50g購入したのですが、一生もつんではなかろうか・・・(笑)
鼻ワセリンの結果
※天気予報の花粉飛散情報が「少なめ」のときに行った検証結果です。
鼻ワセリンを使用した結果
朝一番、鼻がわずかにムズムズしたときに使用(1回目)
5分ほどで鼻のムズムズはおさまった!が、20分後に鼻のムズムズをあらためて感じたので、鼻をかんでワセリンをつけ直す。
鼻をかんで、あらためてワセリン使用(2回目)
7分ほどで鼻のムズムズが緩和するが、15分後に鼻のムズムズを感じる。
鼻をかんで、あらためてワセリン使用(3回目)
5分ほどで鼻のムズムズが緩和するが、18分ほどで鼻のムズムズを感じる。
鼻をかんで、あらためてワセリン使用(4回目)
8分ほどで鼻のムズムズが緩和するが、20分ほどで鼻のムズムズを感じる。
鼻をかんで、あらためてワセリン使用(5回目)
8分ほどで鼻のムズムズが緩和するが、10分ほどで鼻のムズムズを感じる。
といった具合。
ワセリン塗布後、5分程度で一定の効果を認め、効果は約15分程度持続するという結果でした。
鼻ワセリンを使用しなかったときの結果
朝起きてすぐに鼻がわずかにムズムズを感じ、5分後でくしゃみがでるようになりました。
40分後には鼻水が「じゅるじゅる」と止まらなくなりました。
1時間後には頭が重くなってきたので、あきらめて薬を飲みました・・・。(ずーん)
鼻ワセリンの効果は!?(レビュー)
花粉飛散情報だけでは正確な花粉飛散量がわからないこと、体調も日によって違うことから確実な検証結果とは言えませんが、一定の効果を感じました。
しかし、30分ほどで塗り直さないといけはいのは、ちょっと面倒くさかったですね。
「マスクなどの今行っている対策と合わせてお使いください。」との説明があったように、素直にマスクなどの花粉対策と併用した方が良いと思いました。
マスクなければ、素直にお医者さんにお薬を処方してもらい、鼻ワセリンは補助として行う方が良いでしょう。
ただ、コスパの点では評価できます。
300円前後の値段で一生分は使えそうですから(笑)
とりあえず試してみるにはよいと思います。
また、軽い花粉症の方ならもっと効果を感じることができるかもしれません。
花粉症の新人さん、誰か報告お願いします!
いかがでしたか?
鼻ワセリンだけでは花粉を完全に攻略することはできませんでしたが、花粉対策の保護として、鼻の粘膜を守るために使用するのはアリなのかもしれません。
みなさんも、一度は試してみてください。