本記事の参考文献
- 10年使えるSEOの教科書
- 現場のプロから学ぶSEO技術バイブル
SEOとは
SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、日本語では「検索エンジン最適化」と表現されます。
言葉の意味を解説しますね。
SEO「検索エンジン最適化」とは、Googleなどの検索エンジンにおいて、自分のサイト(Owned Media)を上位に表示させることです。
つまり、検索エンジンで特定のキーワードを入力した際に、自分のページを上位に表示させる施策ということになります。
例えるなら、超人気雑誌の第一面に、自分のお店の広告を載せるための方法みたいなものです。
しかも、インターネット上に存在するWebサイトは、基本的には広告がなければ誰も来てくれない場所にあるので、自分のサイトに人を呼び込むために、SEOは必要不可欠な要素と言えます。
ポイント
SEO「検索エンジン最適化」とは、Googleなどの検索エンジンにおいて、自分のサイトを上位に表示させること。
検索エンジンとは
あと、Bingていう名前は聞いたことがあるわ。
【検索エンジンとは】
インターネットの中から目的に応じた情報(主にウェブ-ページ)を検索する機能。また、そのためのサーバーやサービス。サーチ-エンジン。検索サービス。検索サイト。
引用元:Weblio辞書
検索エンジンとは、入力したキーワードに関連するウェブサイトを検索する機能です。
検索エンジンの1つYahoo!JAPANは2010年10月よりGoogleの検索エンジンを採用しているため、実質「Yahoo!= Google」ということになります。
出典:StatCounter Global Stats - Search Engine Market Share
こちらのグラフを見ると分かりますが、日本の検索エンジンのシェアはGoogleとYahoo!で全体の約95%を占めています。
前述したとおり、Yahoo!と Googleは同じ検索エンジンのため、ほぼ「日本の検索エンジン=Google」、つまり「SEO=Googleの検索で上位表示させること」と置き換えることができます。
ポイント
SEO ≒ Google検索で自分のサイトを上位に表示させること。
SEOはなぜ必要なのか?
SEOを意識して、検索の上位に自分のページを表示することができれば、自分のサイトにたくさんの人を呼び込むことができます。
また、これらの人たちは、何らかの目的(検索意図)を達成するために検索エンジンを利用した、能動的な人たちです。
もしここで、訪れた人たちの目的を達成するための情報や商品を用意することができれば、通常よりも高い確率で商品購入や、サービスの申込みにつなげることができます。
仮に商品販売を目的としない場合でも、貴方の発する情報に対して共感してくれる人が集まりやすいので、情報は拡散され、あなたのブランディング向上につながるでしょう。
つまり、SEOで流入する人たちは、自分の検索意図を満たしてくれる情報やサービスに対して能動的に行動するので、情報発信者にとっては「質の高いユーザー」と成り得るのです。
しかし、そのような考え方で人を集めようとしても、常に最高の回答者であろうとするGoogleの信頼は得られないでしょう。大切なことは、常に利用者の利便性を第一に考えることです。
ポイント
SEOでの集客は、情報発信者にとって「質の高いユーザー」を集めることにつながる。
SEO以外の集客方法
Paid Media | 広告費を支払って掲載する媒体のこと リスティング広告・アフェリエイト広告・DSP広告など |
Earned Media | 信頼・評判を得る媒体のこと Twitter、Facebook、Instagram等のSNSなど |
SEO以外にも「Paid Media」や「Earned Media」を利用した集客方法もあります。
簡単に言うと、お金を払って他社の広告枠へ自分のサイトを掲載したり、SNSで自分のサイトを紹介する2種類の方法があります。
SEOの方が、目的をもつ能動的な人を集めることが可能なため、上記2つの集客よりも優れていると言えます。
SEOのメリット
情報発信者にとって「質の高いユーザー」を集めること以外にも、SEOを施すことはメリットがあります。
例えば、「Paid Media」では、お金を支払えば、すぐに自分のサイトに人を呼び込むことが可能となりますが、広告費が支払えなくなった時点で、人の流入はなくなってしまいます。
一方、SEO対策を施した自分のサイト「Owned Media」には、広告のような即効性はありませんが、貴方が管理し続ける限り、たくさんの人を集客し続けることができます。
つまり、資産として残るのです。
そこで獲得した人気や信用は、他のメディアで活動する際の、宣伝や集客にも利用することができます。
ポイント
SEOは資産になる
Google検索エンジンの仕組み
- Webページをクロールして、情報をかき集める
- 取得した情報をインデックスする
- 検索アルゴリズムにより検索キーワードに対して関連性の高いページを表示する
1つ1つ確認していきましょう。
ポイント
クロール:
「Webクローラ」と呼ばれるソフトウェア(Googlebot)が自動的にインターネットを巡回して、インターネット上のWebページの情報を集めること。GooglebotはWebページ内のリンクをだどって、新しいWebページの情報を集めていきます。
インデックス:
ソフトウェア(Googlebot)が集めたWebページの情報をデータベースに登録して、検索結果に表示されるようにすること。書籍の索引と同じようイメージです。
アルゴリズム:
検索キーワードに対する、検索者の検索意図を予測して、インデックスされたWebページの中から、関連性のあるWebページを抽出して、有益度に応じて順位付けを行うこと。
この3つの言葉の意味が理解できれば、Google検索エンジンの仕組みはほぼ理解できると思いますが、一応解説をしていきます。
Google検索エンジンは、Webクローラをインターネット上に巡らせて、Webページの情報を収集し続けています。
このWebクローラによって収集された情報は、検索エンジンが処理しやすいように整理されて、データベース上に保存されます。
この状態で初めて検索エンジンに表示されるようになります。
検索エンジンにキーワードを入力すると、検索者の検索意図を予測して、インデックスされた情報の中から、関連性のあるWebページを抽出します。
抽出されたWebページを、関連性の高さ、質の高さなどを基準に順位付けを行います。
この順位付けされた結果が、検索エンジンの検索結果として表示されることになります。
カワイイ(^^♪
Googleから評価されるには
アルゴリズムさえ理解できれば、Google検索で上位表示させることができるってことよね?
しかし、残念ながらアルゴリズムの中身はほとんど非公開となっています。
Googleから評価されるためには、アルゴリズムの200以上あるとされる評価要素を押さえていく必要がありますが、中身は非公開となっています。
そのため、Googleの理念や、今まで公表してきた内容から、「Googleがどういう検索結果を作ろうとしているか?」ということを考えることが、Googleから評価されるために必要となります。
SEOのテクニック論もありますが、大切なのはGoogleが何を目指しているかを知ることです。
そのうえで、利用者に有益な情報を提供することが大切なのです。
まとめ
今回はSEOと検索エンジンについて学んでいきました。
- SEOとは「Google検索エンジンで自分のサイトを上位に表示させる施策」のこと
- 検索エンジンで集客できれば、情報発信者にとって「質の高いユーザー」を集めることができる
- SEOを施した自分のサイトは資産として残り、貴方が管理し続ける限り、集客を行うことがでる
- Googleから評価されるには、「Googleがどういう検索結果を作ろうとしているか?」を理解する必要がある