どうも、たべばかです。
先日、ただでさえ少ない検索流入がほぼ消滅しました。
自分のブログタイトルを入力しても、1ぺージ目に表示されないばかりか、すべてのページの検索順位が軒並み急降下しました。
あまりにショックで身動きが取れなくなってしまいました。
今回は、Googleの自動ペナルティを受けた当ブログが、どのような影響を受けたのかを紹介しようと思います。
こんな人にオススメ
- Googleペナルティを知らない人
- 自動ペナルティの解除に向けて頑張っている人
この記事でわかること
- 自動ペナルティは改善できる
- 自動ペナルティの影響
- 自動ペナルティの解決策の1例
自動ペナルティからは復旧できる
自動ペナルティは解除できます!
いきなりの検索順位急落、PV現象…不安ですよね。
でも、安心してください。自動ペナルティは解除できるものです。
ペナルティ解除の遠回りは、貴方をひとまわり成長させてくれるはずです。
初心者の私でも改善することができました!あきらめないでください!
自動ペナルティはアルゴリズム(プログラム)が科すもので、人がユーザーファーストと思って行った施策でも、場合によってはスパム扱いされることがあります。
ですから、しっかりと『Googleのウェブマスター向けガイドライン』を読んで、アルゴリズムが何を基準にペナルティと判断しているのか理解し、少しずつ改善していきましょう!
一緒に頑張っていきましょうね!
目次
Googleペナルティとは
そもそもGoogleペナルティをご存じない方もいるかもしれないので、簡単にペナルティについて解説していきたいと思います。
Googleペナルティとは、Googleのガイドラインに違反した場合に科されるペナルティのことです。
Googleのガイドライン内に、具体的に下記の内容が示されています。
具体的なガイドライン次のような手法を使用しないようにします。
- コンテンツの自動生成
- リンク プログラムへの参加
- オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったく存在しないページの作成
- クローキング
- 不正なリダイレクト
- 隠しテキストや隠しリンク
- 誘導ページ
- コンテンツの無断複製
- 十分な付加価値のないアフィリエイト サイト
- ページへのコンテンツに関係のないキーワードの詰め込み
- フィッシングや、ウイルス、トロイの木馬、その他のマルウェアのインストールといった悪意のある動作を伴うページの作成
- リッチ スニペット マークアップの悪用
- Google への自動化されたクエリの送信
なので、これらに当てはまるようなことをすると、Googleペナルティを科せられることになります。
まだ意味がよく分からないという方も、少なくとも以下のことには注意しておきましょう。
- 他人のブログコピーは良くない!コピーするならオリジナリティを加えよう!
- むやみやたらに、意味のないリンクを貼り付けるのは良くない!
- 関係ないキーワードの詰め込みは良くない!
初めはこれだけは意識してコンテンツを作っていきましょう。
そのほかガイドラインで述べられた内容についても、ブログの成長と共に理解していけると思うので、このガイドラインのことは忘れないようにしておきましょう。
ペナルティの種類
Googleの科すペナルティには2種類あることを知っておきましょう。
- 手動ペナルティ
- 自動ペナルティ
手動ペナルティについて
手動ペナルティとは、Googleの監視員が実際にサイトをチェックして、ガイドラインに違反している悪質なサイトに対してペナルティを与える方法です。
手動ペナルティを受けた場合、順位が急落、最悪の場合はインデックスを削除される(Google検索結果に表示されなくなる)こともあるそうです。
また、GoogleSearchConsoleに通知が届くため、ペナルティを受けたことを確認することが出来ます。
解除するには、指摘された問題点を解決して、こちらからGoogleへ通知を行う流れになります。
自動ペナルティについて
今回、当ブログが受けたペナルティになります。
自動ペナルティの特徴は、Googleアルゴリズム(プログラム)が自動的に行うペナルティです。
手動ペナルティとは違い、GoogleSearchConsoleに通知が来ないため、どんなガイドライン違反をしたのか自分で推測するしかありません。
そのため、手動ペナルティよりも原因特定は困難で、人によってはペナルティの存在すら気づかないこともあるかもしれません。
もし、ブログ開設をして間もない時にペナルティを受けた場合に、気付くことが出来なければ、その後一向にPV数が伸びない可能性もあります。
当ブログが受けた自動ペナルティの内容
当ブログは、2020年5月に実施されたGoogleコアアルゴリズムアップデートの変動を一時的に受けて、検索表示回数などは一時的に激減しました。
しかし、2週間経過する頃には検索表示回数や、検索順位も安定して堅実に上がっていきました。
ポイント
2020年5月のコアアルゴリズムアップデート時点にはペナルティを受けていなかった。
検索順位の急落(ペナルティ最初期)
ブログ全体の検索順位が大幅に下降
2020年6月4日、検索順位チェックツールで順位チェックを行うと、突然すべての検索順位が急落していました。
検索順位1位を獲得していた記事も、その日のうちに50位→80位へと順位は急落。
その他のページも例外なく順位を下げ、酷いものは100圏外に落ちてしまいました。
ブログ名で検索しても1番目に表示されない
Googleでブログ名を入力しても、自分のブログが1番目に表示されないことが何度もありました。
酷い時には20位以下のこともありました。
ただ、1日に何度も検索順位は変動するようで、その日のうちに1番目に戻ることもありました。
検索でトップページが正しく表示されない
検索でトップページではなく画像が表示される
ブログ名で検索すると検索順位1位に当ブログが表示されることもありましたが、トップページではなく、なぜか画像ファイルが表示されていました。
この現象については、2020年5月に実施されたコアアルゴリズムアップデートでも同じような挙動を示していたため、「アルゴリズムによる現象 = 自動ペナルティ」だと予測する材料になりました。
検索順位の減少後は乱高下を繰り返す
ペナルティ後、最も原因として疑われた、直近に投稿した2記事を下書きに戻すとともに、「noindex,nofollow」に設定して経過をみました。
一部のページでは、順位が大きく上昇することありましたが、翌日には急降下するといった、不安定な順位変動を繰り返しました。
検索トラフィックでの流入が激減する
検索順位が下がるので当然と言えば当然ですね。
もともと少ない検索トラフィックでの流入が激減しました。
自動ペナルティの原因として推測されたこと
まず初めに原因だと思ったのは、直近に投稿した2つの記事でした。
YMYL関連でアフェリエイト記事を作成した
自動ペナルティを受ける直近で、「健康についての記事=YMYL関連の記事」を2本投稿していました。
YMYLとは「Your Money or Your Life」の略で、簡単に言うと以下の内容のページを表しています。
- ショッピングサイト
- 医療・健康関連
- 金融関連
- 民族や宗教
- 法律・行政
- 重要な情報(公的情報など)
Googleでは、このYMYL関連記事に対して、高い評価基準を設けていると言われています。
その理由は、ユーザーの幸福、健康、経済的安定、安全に大きな影響を及ぼす可能性があると考えられるためです。
私はもちろん、GoogleがYMYL関連に高い基準を設けていることは認識していたので、引用元・参考元はすべて記載して、内容に一定の根拠(エビデンス)を示したつもりではありました。
しかし、どこの誰が書いたかもわからない記事に対して、Googleアルゴリズムは信用などしてくれないのかもしれません。
また、引用元・参考元と内容が被っていることは、内容にオリジナリティがないと判断される要素だったのかもしれません。
原因として推測されたこと
- YMYL関連記事を投稿するには、プロフィール情報などの発信者情報が乏しく信頼性が足りなかった?
- 引用元・参考元をしっかり記載した結果、内容が被っているのでオリジナリティがないと判断された?
1本の記事内に複数の外部サイトへのリンクを貼り付けた
先程のYMYL関連記事には、引用元・参考元などをすべて記載して、複数の外部サイトへのリンクを貼り付けました。
これだけで、記事1本に8つほどの外部サイトへのリンクが貼り付けられたことになります。
また、健康を改善するために役立つ商品のアフェリエイト広告を複数貼り付けたので、誘導ページや、十分な付加価値のないアフィリエイト サイトとして判断を受けた可能性が考えられました。
原因として推測されたこと
1本の記事に対して、貼り付けた外部サイトへのリンクが多すぎた?(ぺージランクの低下?スパムサイトと判断?)
1本の記事内に複数のアフェリエイト広告を貼り付けた
諸先輩方のサイトを参考にしながら、ちょうどアフェリエイト記事というものを書き始めたばかりでした。
参考にしたサイトをお手本に、見出しごとに(h2タグごと)に1本のアフェリエイト広告を貼り付けていました。
これについては、自分でやってて正直、鬱陶しいなと感じていましたが、まずは真似てみようと試験的に取り組んでいました。
しかし、これくらいでペナルティを受けるとは思っていなかったので、1本の記事内のアフェリエイト広告の数にも注意が必要だと考えられます。
原因として推測されたこと
1本の記事に複数のアフェリエイト広告を貼り付けたので、誘導サイトや、十分な付加価値のないアフィリエイト サイトとして判断された?
関連記事として複数の内部リンクを貼り付けた
記事に関連するテーマの記事を、複数内部リンクとして貼り付けることをしていました。
記事の見出しごとに関連する内部リンクを貼り、さらに記事の最後にも関連記事をまとめて貼り付けていたので、重複する形で複数の内部リンクが存在していました。
原因として推測されたこと
1本の記事内で、重複する形で複数の内部リンクが存在したことが、誘導ページとして判断された?
自動ペナルティ解除へ実際に行った方法
では、実際に自動ペナルティ解除に向けて取り組んだ内容を、時系列にお伝えしていこうと思います。
YMYL関連記事の参考元の記載方法を修正
はじめに行ったのは、直近に投稿した2本のYMYL関連記事の参考元の記載方法の修正でした。
当初、参考にしたサイトや文献を、記事の最初に「参考文献」という形でまとめて掲載していましたが、その方法に問題があったのではないかと考えて、関連する見出しごとに「参考元」「参考文献」として掲載していきました。
しかし、6月4日に修正してから3日間様子を見ましたが、検索順位はまったく改善されませんでした。
DMCA クレームを受けていないか確認
DMCAとは「デジタルミレニアム著作権法」と呼ばれるアメリカの法律のことです。
Googleでもこの法律に基づき、著作権の侵害を行うコンテンツの削除申請の受付を行っています。
自分のサイトがDMCAクレームを受けたかどうか確認するには、GoogleSearchConsole内の通知で確認することが出来ます。
もし、登録していない場合はLumenというサイトで自分のサイトを検索すると、削除依頼内容を確認することが出来ます。
もちろん問題はありませんでした。
YMYL関連記事の記事を下書きに変更
大きな問題のある記事は、直近に投稿したYMYL関連記事であるのは間違いないという推測があったので、記事を削除しようと思いました。
しかし、削除するのはもったいない気持ちもあったので、まずは下書きに戻しました。
また、記事のindex設定を「noindex,nofollow」に変更して、念のためGoogleSearchConsoleで該当ページのURLの一時的な削除を行いました。
この根本療法を6月7日に実施して、数日様子をみていましたが、それでも改善されることはありませんでした。
アフェリエイト広告・内部リンク・外部サイトへのリンクを削減
次に行ったのは、アフェリエイト広告・内部リンク・外部サイトへのリンクの削減でした。
この頃、なぜか一部のページでは検索順位が比較的上位に回復しており、回復したぺージには以下の特徴がみられました。
- もともと検索順位が高かったページ
- アフェリエイト広告、内部リンク、外部サイトへのリンク数が少ないページ
アフェリエイト広告の削減
これらの特徴から、広告を含めた外部へのリンク数が多いことが評価を落としていると判断して、まずはアフェリエイト広告の一部をカットしていきました。この処置を行ったのが6月10日頃のことです。
すると、ブログ名で検索するとトップページが1番目に表示されることが何度か確認され、全体的に検索順位が僅かですが改善しました。
このまま完全に復活するかと思い、6月15日まで様子を見ましたが、それ以上の改善はみられませんでした。
内部リンク・外部へのリンクの削減
原因を突き止めるために、このまま様子を見続けたいという思いもありましたが、はやくペナルティを解除して記事を書きたいという気持ちが強くあったので、次の一手を進めました。
6月16日に、掲載していた複数の外部サイトへのリンクを削減するとともに、回遊率を上げるために貼り付けた内部リンクを大幅に削除しました。
削除した外部サイトへのリンクのほとんどは参考元でしたが、Googleアルゴリズムの評価を下げるのなら必要ないと思いカットしました
Googleが重視する「E-A-T」(専門性・権威性・信頼性)とは一体なんなのでしょうか?
自動ペナルティの解除確認
2020年6月17日 7:00頃、まずは自分のブログ名で検索して、トップページ及び、カテゴリなどがほぼ正しく表示されていることを確認!
その後すぐに検索順位チェックツールで、ほぼ全盛期の検索順位まで回復していることを確認!
同日、13:00頃まで経過を観察していましたが、トップページも正しく表示され、検索順位も安定していたため、自動ペナルティの解除に成功したと確信しました。
自動ペナルティの考察
自動ペナルティの存在を確認できた要因
多くのサイトではGoogleアルゴリズムのコアアップデートによって『被弾する』という表現で、自動ペナルティを科される場合がほとんどのようです。
また、サイトの規模が大きいほど、原因の特定に苦労すると言われています。
一方で、当ブログではコアアップデート後に一時的にサイトの順位が下降しましたが、その後はむしろ順位は上昇していました。
そんな中で、自動ペナルティを科されたため、自動ペナルティの存在にいち早く気づくことができたと考えています。
さらに、その頃はブログの投稿ペースが落ちていたため、ペナルティを受けた根本的な原因が、直近に投稿したYMYL関連記事にあるとすぐに推察することができました。
また、5月後半より検索順位チェックツールGRCを導入して、毎日検索順位のデータを収集していたことで、敏感に自動ペナルティの影響を認識することができました。
もし、これがGoogleSearchConsoleや、GoogleAnalyticsだけの使用だった場合、自動ペナルティの認識と解除までにさらなる日数を要したと考えられます。
よって、検索順位チェックツールは自動ペナルティの推察にも有用であると考えられます。
さらに言えば、いち早く何らかの検索順位チェックツールを導入しなければ、自動ペナルティの存在に気付くことなく、いつまでたってもPV数が増加しない危険があることも示唆されます。
検索順位チェックツールGRCの使い方!メリット・デメリット!実際に使った感想
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自動ペナルティが科される要因
根本的な原因と思われる、直近に投稿したYMYL関連記事を下書きの状態に戻し、記事のindex設定を「noindex,nofollow」に変更しましたが、改善がみられませんでした。
これには、2つの理由が推察されました。
- ペナルティの解除条件は満たしていたが、サイト評価が戻るまでの時間が不足していた。
- 自動ペナルティは、各ペナルティ項目に対してポイントで評価しており、一定の基準のポイントを超えると、自動ペナルティが科される。また、ポイント加算の対象となったページでは、ペナルティを解除しなければ検索順位はほとんど復旧しない。
1.の仮説が正しければ、根本療法(YMYL関連記事の除去)を施したのが6月7日で、解除されたと判断したのが6月17日なので、Googleペナルティの解除には約10日の日数を要すると考えられます。
2.の仮説が正しければ、記事数が多いと、自動ペナルティの要因が分散して、原因の特定及びペナルティの解除が困難になると考えられます。
Googleが重視する「E-A-T」(専門性・権威性・信頼性)を満たすには
すでに下書きとしているため、内容を示すことはしませんが、主な原因と考えられるYMYL関連記事については、引用元、参考元、参考文献については、しっかりと記述したつもりでした。
しかしながら、このような結果となり、Googleが重視する「E-A-T」(専門性・権威性・信頼性)は情報の出所を示すだけでは満たされるものではないと推察されました。また、情報の出所を示すために、複数の外部へのリンクを貼り付けることの危険も示唆されました。
「E-A-T」を満たすには、少なくともバイオグラフィ(個人の事績の記録)を明確にすることが必要なのかもしれません。
注意ポイント
- 初心者がYMYL関連記事の作成する場合は注意が必要である。
- YMYL関連記事にアフェリエイトリンクを貼り付けるのはハイリスクだと予想される。
まとめ
今回は、当ブログが経験した自動ペナルティについて解説しました。
自動ペナルティの渦中にある皆さん、本当につらい気持ちだと思いますが、絶対に乗り越えられるものです。
あきらめずに頑張ってください!絶対にあなたなら乗り越えられます!
当ブログの自動ペナルティの主な原因は、高い審査基準が設けられたYMYL関連記事にアフェリエイトなどの複数のリンクを貼り付けたことが原因であったと推察されますが、Googleのアルゴリズムの中身は非公開のため断定することは出来ません。
そして、今回、自動ペナルティの存在をいち早く認識することに役立ったのは検索順位チェックツールでした。
まだ未導入の人は、ペナルティの認識のためにも、何らかの検索順位チェックツールの導入を推奨します。
きっと改善できます。頑張ってください!