こんばんは、たべばかです。
毎日ブログを書くのは本当に大変ですよね。
前回、『【ブログが書けない】ダメな私の5つの理由…私みたいになるな!!』という記事の中で、「アウトプットすること前提」で物事を観察することに触れました。
あれから日常の体験を「誰かに伝えるにはどうすればいいか?」という意識は持てました。
けれど、意識があっても、物事を表面的に捉えることしか出来ず、人に伝える価値のある記事を作ることが出来ませんでした。
そこで、今回はPASONAの法則を応用して、読者がもつ潜在的な疑問や不安を導き出し、解決策を提供していこうと思います。
この方法は、ネガティブな思考な人であればあるほど、上手に活用できるのではないかと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
※現在は新PASONAの法則として提唱されていますが、今回は旧PASONAの法則からのアプローチとなります。
目次
PASONAの法則(パソナの法則)とは
PASONAの法則は、問題提起(=困ったこと、悩み事、疑問)から顧客を購買行動へ誘導するネガティブアプローチの1つです。
日本を代表する国際的マーケッターとして活躍する神田昌典氏がセールスコピーライティング(商品を売るための文書)として提唱しました。
- P:Problem(問題提起)
- A:Agitation(あおり)
- SO:Solution(解決策)
- N:Narrow Down(絞り込み)
- A:Action(行動)
PASONAの法則では上記のステップを踏んでいきます。
Problem(問題提起):
「〇〇で困っていませんか?悩んでいませんか?」と、話を切り出す。
Agitation(あおり):
「〇〇しないと取り返しのつかないことになりますよ!」と、不安や問題を指摘。
Solution(解決策):
「〇〇使うと解決するよ!」と解決策を提案。
Narrow Down(絞り込み):
「今しか〇〇使えないよ!」、「〇〇の人だけ利用できるよ!」という形で、
限定性・緊急性で顧客を絞る。
Action(行動):
商品の購入を促すことで、購買行動へ誘導。
このようにPASONAの法則は、消費者の行動心理をもとに考えられた法則となります。
ブログ記事作成に応用する
雑記的なブログの内容でなければ、基本的にはProblem(問題提起)から内容がスタートするため、みなさんも問題提起はクリアされていると思います。
ブログを書くには、次のステップとなる「Agitation(あおり)」で『利用者がもつ潜在的な疑問や不安を導き出す』ことが重要になります。
Agitation(あおり)で潜在的な疑問や不安を導き出す
例えば先日、「子どもが熱を出して苦む」というイベントがありました。
これをProblem(問題提起)としてみましょう。
アウトプットすること前提だけの場合
『【ブログが書けない】ダメな私の5つの理由…私みたいになるな!!』という記事の中で触れた、「アウトプットすること前提」だけで、子どもの発熱イベントを捉えてみましょう。
どうですか?
漠然としすぎて一体何を掘り下げれば良いか浮かばないと思います。
Agitation(あおり)を用いた場合
この問題を「あおり」で誇張していくと、例えば下記のようにあおることが出来ます。
- 熱を出して咳がある新型コロナかもしれない!
- 食欲不振から栄養不足になるかもしれない!
- もし嘔吐や下痢が始まると脱水症状にもなるかもしれない!
- 栄養不足・脱水症状で免疫が落ちてコロナで死んじゃうかもしれないよ!
- コロナウイルス原因ならで対処療法しかないから薬も効かないよ!
Agitation(あおり)要素を挙げて掘り下げることで、自然と物事の問題点がフォーカスされ、これがそのままブログのネタにつながります。
※あまりに誇張しすぎると、読者がついていけないので注意しましょう。
Solution(解決策)で読者に解決策、付加価値を提供する
先ほどAgitation(あおり)で挙げた「熱を出して咳がある新型コロナかもしれない!」を例に解決策を考えてみましょう。
新型コロナを疑った場合、例えば「普通の風邪とコロナの見分け方」について情報を提供すれば、読者の疑問や不安を解決に役立つかもしれません。
そこにPCR検査の対象となる基準や、検査ができる病院の情報や、病院で検査するまでの流れなどを合わせて掲載すると、読者にとって有益な付加価値のある記事になるでしょう。
Agitation(あおり)~Solution(解決策)は後ろ向きでも活用できる
この考えは「アウトプットすること前提」と違い、行動の後(後ろ向き)でも活用できます。
子どもが熱を出したと時、私はバナナとイチゴとスポーツドリンク、ゼリーを購入しました。
購入したときは「なんとなく病気に良さそうなもの」という軽い気持ちで行動しましたが、この行動を「栄養不足・脱水症状で免疫が落ちてコロナで死んじゃうかもしれないよ!」と結び付けてみるとどうでしょうか?
例えば…
「免疫を上げるのに一番オススメな食べ物、飲み物は?」
「バナナが風邪をひいた時の栄養補給にすぐれている理由は?」
などの視点で問題を掘り下げることができます。
このように、毎日の些細なイベントを振り返りながらブログ記事につなげることも可能となります。
Narrow Down(絞り込み)で付加価値を捻出する
Narrow Down(絞り込み)は、限定性・緊急性で顧客を絞り込み、購買活動へ誘導しますが、これはセールスライティングでの話です。
アフェリエイト記事であれば同じ意図で書けばいいでしょうが、ブログ記事によっては当てはまらないことが多いでしょう。
ここでは付加価値を捻出することを考えます。
例えば新しくWordPressの開設の流れを説明した記事に「2020年度版!」という文言を加えるだけで、情報の鮮度が付加価値になります。
または、ハフツー本に書かれた「ブログを書くコツ」を実践したけど、ぜんぜん早く書けなかった人が、この記事を読んだら30分も短縮できた!というレビュー書を添えることで機能面の価値をアピールすることがでるでしょう。
他にも、この記事に書かれている内容を、有名ブロガーが毎日実践している!と書くとします。
ブログ初心者の読者は、有名なブロガーが実践しているのだから、感情面において魅力を感じるでしょう。
このように様々な角度からブログの付加価値を捻出することが可能となります。
Action(行動)で結語を述べる
この記事を読むことで何ができるようになるか?
行動・生活がどのように変化するかを述べて、読者の明るい未来を提供する形で結語を述べていきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
PASONAの法則はセールスコピーライティング(商品を売るための文書)ですが、物事を問題提起の視点から観察することができます。
また、「アウトプットすること前提」だけでは、疑問や問題にフォーカスをあてることむずかしいですが、Agitation(あおり)を活用することで自然と問題点にフォーカスをあてることが可能となります。
フォーカスがあたる疑問と不安を解決することは利用者の問題解決、付加価値を提案することにもつながるので、ぜひPASONAの法則を活用して記事作成に挑んでみてください。